こんにちは、ミソです。
皆様はヒョウモントカゲモドキ(以下レオパ)の床材に何を使用していますでしょうか。定番のキッチンペーパーでしょうか、それとも専用の砂系の床材でしょうか。
床材は飼育者によって好みが分かれるものです。メンテナンスのし易さをとるか、見た目をとるかで選ぶ床材も変わってきます。
それぞれのメリットとデメリットを詳しく挙げていきますので、床材選びの参考になれば幸いです。。
キッチンペーパー
おそらくレオパの床材として最も採用率が高いのがキッチンペーパーでしょう。
ヒョウモントカゲモドキ飼育の書籍等でもおすすめされている定番の床材となります。入手も簡単ですし、1枚あたりの単価も非常に安いので気兼ねなく使うことができます。日々の生活でも使うので家で沢山ストックされている方もいるでしょう。
でもキッチンペーパーって”とりあえず”的な立ち位置じゃないの?
じゃあキッチンペーパーを敢えて使うメリットを挙げていこう!
キッチンペーパーのメリット
そんな定番の床材であるキッチンペーパーのメリットをいくつか挙げていきましょう。基本的にはコストパフォーマンスに優れ、メンテナンス性の高さが光ります。
これらについて詳細に解説していきます。
- 日常生活でも使うので結果的にコスパが良い
- 水に濡れても千切れにくく、誤飲の心配が少ない
- 汚れたらすぐに取り替えることができる
- レオパの発色が良くなる
日常生活でも使うので結果的にコスパが良い
おそらく一般的な家庭でキッチンペーパーを常備していない家庭というのは中々少ないのではないでしょうか。スーパーやホームセンター、ドラッグストアで手軽に入手できるのも大きなメリットです。
レオパの床材に使うキッチンペーパーはせいぜい1~2枚程度なので、結果的にキッチンペーパー1ロールで相当期間保つのがありがたいですね。
水に濡れても千切れにくく、誤飲の心配が少ない
キッチンペーパーは破れにくいという特徴があり、誤飲の心配が少ないというメリットがあります。キッチンペーパーには湿潤紙力増強剤と呼ばれる合成樹脂が添加してあり、これによって破れにくい特徴を得ています。破れにくいということはレオパが誤ってキッチンペーパーに噛み付いてしまったときに小さく破れてしまう可能性が低くなり、誤飲による腸閉塞などを防いでくれます。
特にレオパのベビーはちょっとした誤飲が命を落とす原因になりかねないので、ベビー期の床材にはキッチンペーパーを用いることが良いとされています
汚れたらすぐに取り替えることができる
キッチンペーパーですので、レオパの排泄物などで汚れてしまったらお手軽に処分することができます。土系の床材などは自治体によって一般ごみで収集してくれないところもあるので、自分で業者に頼んで有料で処分してもらう必要があったりします。その点で燃えるゴミで確実に処分することができるキッチンペーパーはメンテナンス性を高め、手軽に清潔な環境を維持することができます。
レオパの発色が良くなる。
レオパの発色は床材の色と関連性があると言われており、床材が明るい色のものだとレオパの発色も鮮やかになるようです。ただこれは確固たるエビデンスがあるというわけではなく、飼育しているレオパのモルフや年齢によって変わってくるので『そういう効果もあるんだ』程度に思っていただければと思います。
キッチンペーパーのデメリット
次にデメリットを挙げてみましょう。
- 見た目が殺風景になりがち
- 汚れたら基本的に全て交換
- 消臭効果などはいまいち
こちらも詳しく解説していきます。
見た目が殺風景になりがち
見た目に関して気になる方は・・・という感じでしょうか。キッチンペーパーにウェットシェルター、水入れだけだとちょっと殺風景かもしれませんね。
ただメンテナンス性を重視する人にとっては大したデメリットにもならないと思うので、これに関しては好みの問題と言って良いでしょう。
汚れたら基本的に全て交換
土系の床材は排泄物そのものをピンセットなどで取り除けばいいのですが、キッチンペーパーはその特性上汚れた場合は基本的に全交換となります。
飼育しているレオパが1匹程度であれば大した労力ではありませんが、複数匹レオパを飼育していると割と手間に感じますのでここは少し面倒くさいと感じるデメリットになるでしょう。
消臭効果などはいまいち
キッチンペーパーは破れにくく吸水性に優れてはいますが、レオパの排泄物などに対する消臭効果などは特にありません。レオパが排泄を行うと結構匂いは感じることになるでしょう。エキゾジアのようなスプレーで消臭することもできるので、匂いが気になる場合は使ってみるのも手です。
ペットシーツ&新聞紙
基本的なところのメリットとデメリットはキッチンペーパーと同じです。
ただ、ペットシーツは消臭機能があるのでレオパの排泄物の臭いを抑えてくれます。吸水性も高いのでレオパが水入れをひっくり返してもケージ内がビチャビチャにならなくて済みます。
ただ、ペットシーツは切ってしまうと中身の吸水ポリマーが出てきてしまい、これはレオパが誤って食べてしまうと悪影響になります。なので折りたたんで使うか、使用しているケージのサイズに合ったものを使いましょう。
爬虫類用の砂系床材
レオパが生息している環境に近づけたい方や、見た目にこだわりたいという方にオススメなのが砂の床材となります。
爬虫類専用の砂がいくつかのメーカーから販売されているので、色や粒の大きさから好みのものを選ぶと良いでしょう。
レオパが砂を掘るなど普段とは違う一面を見せてくれる(ストレス解消効果)
排泄物の取り除きが楽
レオパは砂を掘ったりするのが好きらしく、部屋にいるとしょっちゅう掘っている音が聞こえてきます。
どうやら砂掘りをする行動にはストレス解消の意味もあるようですね。
レオパがフンをした場合は、その部分だけ砂ごと取り除いてしまえば良いので砂の全交換は数ヶ月に一度で大丈夫です。
逆にデメリットもあるのでおさえておきましょう。
誤飲の心配あり
処分が面倒なことも
フンを発見したらはやめに取り除いてあげましょう。放置しすぎると臭いが吸着して中々消えません。
あと、どうしても砂なので生き餌を放り込むスタイルや、レオパゲルなどを落としたりすると砂が吸着する可能性があります。
多少の量で、細かい砂だったらそのまま排泄部と共に体外に排出されますが、あまりに多いと腸閉塞を招くので注意しましょう。
また、砂系統はゴミ出しに注意が必要な場合があるので、お住まいの地域のゴミの出し方を確認しておきましょう。
ソイル
ソイルは粉末状の土を固め2~3mmくらいの粒状にしたものです。
フロッグソイルを使っている方が多かったのですが、最近は爬虫類飼育用のソイルも登場しています。
こちらもメリットを挙げていきましょう。
消臭効果が高い
保湿効果に優れる
特に排泄物の消臭効果は非常に高いです。これは筆者が実際に試して感じたことでもあります。
保湿に関しても、軽く霧吹きをするだけでしばらくの間一定の湿度を保ってくれます。
デメリットについても挙げていきましょう。
生き餌を使う場合、ミルワームやデュビアが床材にもぐる
誤飲に関しては砂系床材の宿命とも言えるでしょう。
ピンセットから餌を与えていればそんなに心配はいりませんが、生き餌を放っていたり餌皿にミルワームを入れて放置しておく方は若干注意が必要だと思います。
人工芝
見た目も良いものが欲しいし、管理も楽なのが良いという方に使われるのが人工芝です。
入手もホームセンターやネットで容易に入手が可能です。
誤飲の心配も少ないですし、何度も洗って再利用できるのが大きなポイントでしょう。
排泄物がこびりついてカピカピになったらやや掃除が面倒ですが、ぼろぼろになったら新しいのに取り替えれば良いだけなので個人的にはオススメできる床材です。
まとめ
無難を求めるならばキッチンペーパーが最有力でしょう。
レオパにも床材の好みがあるらしく、床材を変えたら拒食が治ったなんて例もあります。
いくつか試してみて、飼育しているレオパに合った床材を探してみるのも面白いと思います。
個人的には湿度の管理が楽になるソイルがオススメです。
他に面白い床材があったら随時付け加えていきます!
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