レオパの脱皮不全について~原因と対策~

ヒョウモントカゲモドキ
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こんにちは、ミソです。

今回はレオパの「脱皮不全」をテーマに取り上げます。

気をつけたい!ヒョウモントカゲモドキのトラブルや病気』という記事で脱皮不全に関して取り上げましたが、さっくりと触れる程度の文章量でしたので、単独で詳しい記事を書くことにしました。

原因や対策方法について詳しく解説していきますので、普段のレオパ飼育・管理の参考になれば幸いです。

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レオパの脱皮不全について

そもそも脱皮不全ってどういう状況?

そんなに頻繁に起こるようなことなの…?

そもそも脱皮不全とはどういうことを指すのでしょうか。

脱皮不全そのものと原因について探っていきましょう。

脱皮不全とは

レオパに限らず、多かれ少なかれ爬虫類は脱皮を行います。

理由は成長するためだったり新陳代謝をするためだったりと様々ですが、爬虫類にとって脱皮とはとても大事な行動であることに変わりはありません。

脱皮の周期は爬虫類ごとに異なり、レオパも脱皮周期に関しては不定期なのですが1ヶ月に1~2回ほど脱皮を行う場合が多いです。(成長具合によってまた変わります)

脱皮の兆候もある程度見分けることができ、レオパですと体がうっすら白くなってきたら脱皮のサインです。

キレイに脱皮が出来ればなんの問題もないのですが、稀に上手に脱皮ができずに皮が残ったままになってしまうことがあります。

これが「脱皮不全」です。

レオパ自身が皮が残っていることに気がつけばいいのですが、気づかなかったり、脱皮自体を諦めてしまうといつまでも皮が残ったままになってしまいます。

皮が残ったままで良いことは無いので、こういった場合は人の手で脱皮を手伝ってあげましょう。

脱皮不全が与える影響

脱皮不全により死に至る…のは極めて稀ですが、悪化すると生体に大きなダメージを与えてしまうことはよくあります。

特に大きなトラブルになりがちなのが、指先とまぶたの脱皮不全です。

1つ1つ見ていきましょう。

指先の脱皮不全

レオパの指先は小さく、脱皮不全になったときに気づくのが遅れがちです。

指先が脱皮不全となった場合、時間がたった古い皮は乾燥して指先に食い込んでいきます。

必然的に指は圧迫され、最終的に壊死状態となり指欠けなどの原因に繋がります。

またレオパ自身が指の皮を無理やり剥がそうとして指先に噛みつき、指から出血してしまうケースもあります。

まぶたの脱皮不全

まぶた…といっても、基本的にレオパのまぶたの脱皮不全は裏側で起こります。

こちらも古い皮が乾燥してしまうと、眼球を圧迫することになりレオパが眼を開けなくなってしまいます。

炎症が起きればより状態が悪化するでしょう。

眼が開けなければエサを食べることも難しくなり、衰弱してやがて死に至るケースもあるので一番脱皮不全を防がなければいけないところでもあるでしょう。

場所が場所ですので、まぶたの脱皮不全は個人での対処が非常に難しいです。

その他の脱皮不全

意外と見落としがちなのが尻尾の先です。

一見キレイに脱皮できているようであっても、尻尾の先に皮が残っているパターンです。

こちらも放置しておくと、尻尾の先だけ欠損してしまう可能性があります。

脱皮不全の原因

では、なぜ脱皮不全が起きるのか。

とりわけ大きな原因となるものを挙げていきましょう。

湿度不足

湿度不足はもっともありがちな原因です。

湿度不足により古い皮がカサカサに乾燥し、硬くなってしまいます。

そういった場合にレオパは上手に脱皮をすることができず、脱皮不全を引き起こします。

温度不足

極端に温度が低くなると、レオパは代謝が落ちて活動が鈍くなります。

活動が鈍くなると脱皮が始まっても、行動にうつさなくなってしまうので結果的に脱皮不全に繋がります。

ストレス

脱皮中、生体に大きなストレスが掛かると途中で脱皮を辞めてしまう場合があります。

他のことに気を取られると脱皮自体を忘れてしまうパターンもあるようです。

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脱皮不全の予防と対策

ここからは脱皮不全の予防と対策になります。

簡単なことでレオパの脱皮不全は予防することができますので、レオパを上手に飼育するために予防対策はしっかり行っていきましょう。

ウェットシェルターを導入する

一番簡単な対策はウェットシェルターを導入して、しっかり活用することです。

自作の水苔タッパーシェルターでも、陶器製のウェットシェルターでも構いません。

ウェットシェルター1つで手軽に高湿度を確保できるので、これだけでレオパの脱皮不全を予防することができるでしょう。

ウェットシェルターは効能などについて詳しく書いた記事がありますので、そちらをご参照いただければと思います。

脱皮の兆候が見えたらしっかり霧吹きをする

ウェットシェルターを使うことでケージ内の一部は高湿度を保つことができます。

より確実に予防と対策をするのであれば、脱皮の兆候が見えた段階でケージ全体に霧吹きを行ってケージ全体の湿度を高めに保つのが良いでしょう。。

ついでに壁についた水滴はレオパの飲水にもなりますし、ウェットシェルターに入るのを嫌がる個体にも有効です。

霧吹きをする際はレオパに水がかからないように気をつけましょう大概の個体は嫌がります

床材を変える

床材を保湿性の高いものに変えるのも対策として非常に有効です。

フロッグソイルやデザートソイルは保湿性が高く、見栄えも中々良いのでオススメです。

ソイル系はレオパ飼育に望ましい30~40%程度の湿度をキープしやすいですし、霧吹きなどを行えば持ち前の保湿性で高湿度を長時間維持することができます。

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脱皮不全になってしまったら

温浴+綿棒で皮を優しく剥いてあげる

脱皮不全になってしまった場合、重症でない限りは温浴でほぼほぼ解決できるかと思います。

30~35℃程度のぬるま湯を用意し、レオパを数分入れてあげましょう。

しばらくすると皮が柔らかくなってきますので、綿棒を使って優しく撫でるようにこすると少しずつ皮が剥がれてきます。

指先などは根気が大事です。途中でお湯が冷めないように気をつけて下さい。

また、ちょっとずつ剥いているとレオパ自身も脱皮行為に気づいたりします。

そういった場合、邪魔な皮を剥ごうと急に動いたりするので焦りは禁物です。

関連記事ヒョウモントカゲモドキの温浴と効果

病院へいく

脱皮不全が重症であったり、まぶたの裏に出来てしまって対処が難しい場合は大人しく病院に行きましょう

できれば爬虫類の診察に慣れた病院に行くのが望ましいです。

レオパを飼育する段階で近所に爬虫類を診れる病院があるか調べておきましょう。

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さいごに

予防をすれば脱皮不全はかなりの確率で防ぐことが出来ます。

日常的にウェットシェルターを活用し、日頃から湿度に気を配れれば問題も起きにくくなるでしょう。

特に冬場などはヒーターなどの影響で湿度が下がりがちになるので気をつけましょう。

個人での対処が難しいと感じれば、素直に医者に頼るのも大切です。

以上、レオパの脱皮不全についてでした。

 

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