こんにちは、ミソです。
今回は『ヒョウモントカゲモドキ(以下レオパと表記)の寿命』について触れていこうかと思います。
レオパの魅力として飼育しやすいという面がピックアップされがちですが、非常に長生きで長い時間をともに過ごせるという魅力も持っています。
一度飼育を始めると非常に長い付き合いとなりますので、おおよその寿命と長生きさせるコツを押さえておくことはとても重要なことかと思います。
この記事ではそんなレオパの寿命と長生きさせるコツについてまとめていきますので、お付き合いいただければ幸いです。
レオパの寿命
レオパの平均寿命は?
飼育下におけるレオパの平均寿命はおおよそ10年~15年ほどとされています。
上手に飼育することで20年以上飼育することも可能とされ、記録上では30年近く生きた個体も存在します。
もちろん飼育環境や個体によって平均より長かったり、短かったりすることもありますが、近年においては10年以上生きる個体はザラに存在する印象です。
エビデンスが充分とは言えませんが、20年以上生きている個体が存在する以上10~15年あたりはアベレージくらいの数値なのではないでしょうか。
野生下のレオパのほうが長生き?
どちらかというと『飼育下のレオパの寿命が伸びた』と捉えるほうが良いかもしれません。
飼育方法が確立され、栄養価の高いエサを摂取し丈夫な個体から生まれたCBが流通してきていることで長寿の個体が増えたのだと推測できます。
アダルト以降の給餌量に注意し、万全の環境で飼育することでまだまだ寿命は伸びると思いますし、いずれは野生下の寿命を逆転することもあるのではないでしょうか。
レオパを長生きさせるには?
状態の良い個体を入手する
レオパは非常に頑健な爬虫類として知られていますが、当然ながら状態の悪い個体も存在し、そういった個体を長期間に渡って飼育するのは難しいです。
特にベビーの頃の食生活が重要とされ、ベビーの頃に豊富にエサを食べた個体ほど丈夫に育つとされています。
状態の良いレオパを入手するには『爬虫類専門店でお迎えすること』かつ『ある程度成長している個体』をチョイスするのが手っ取り早いでしょう。ごく一般的なペットショップやホームセンターでも構いませんが、稀に知識のない店員に管理されていたりするので、専門の有名店でお迎えするのが確実です。
状態の良い個体を選ぶポイントは『エサへの食いつきが良い個体』や『尻尾が太くて外傷が無い個体』です。モルフによって寿命が変わるということはほぼ確認されていませんが、『レモンフロスト』のような腫瘍問題などを抱えているモルフをチョイスするのはあまりオススメしません。(現在腫瘍がなくとも今後発現するか不明のため)
エサへの食いつきなどはショップ店員に確認を取れば教えてくれるでしょうし、外傷の有無や尻尾の太さはひと目で分かるかと思いますのでさほど難しいことではないと思います。
温湿度管理に手を抜かない
ずぼらな生体管理でも生きれてしまうほど頑健な爬虫類ですが、長く生きてほしいならば最低限温湿度管理はしっかり管理しましょう。
最適な温度と湿度に関しては別に記事を書いていますので、そちらをご参照下さい。
コツとしては温度勾配をしっかり作ってウェットシェルターの水を枯らさないことです。
高温での管理はモルフの発色が良くなるということで知られていますが、同時に代謝も上がってレオパが疲れてしまうというデメリットもあるので、あくまで長く生きてほしいという場合は高温での管理は控えたほうが無難でしょう。
サーモガンなどを使うとピンポイントで温度をチェックできるので非常に便利です。
エサを与えすぎない(肥満にさせない)
平均寿命より短く死んでしまうレオパの原因として『肥満』が挙げられることがしばしばあります。
エサの質が大幅に向上し、栄養豊富な人工餌も登場したのでレオパの摂取する栄養が消費を大幅に上回ることで肥満になってしまうパターンが多い印象です。肥満は内蔵に負担を掛けますし、運動するスペースが無ければ消費もされないので餌の量を絞ってもどんどん太っていきます。
肥満に関しては前足の付け根にある『脇ぷに』と呼ばれるものや、体全体の肉付きを見て判断しましょう。日々体重をチェックして露骨に体重が増加していないか確認することも大事です。
寿命が長いとされる野生のレオパは過酷な環境にいることもあって、定期的にエサを捕食することが困難です。そのことから栄養を蓄えることができる尻尾を持っており、省エネで生きることができるためスリムな体型で長く生きることができると考えられます。
エサやりはレオパとの貴重な触れ合う時間ですが、甘やかしすぎてエサを与えすぎには注意しましょう。
さいごに
レオパの平均寿命と長生きさせる方法についてご紹介しました。
上記のことをしっかり守っていても個体の生命力によっては平均を下回ることもあるかもしれませんし、ずぼらな環境でも平均以上に生きる個体もいるでしょう。
筆者自身も飼育歴が特別に長いというわけではないので、まだまだ飼育下のレオパたちは衰えを感じさせずに元気に生きてくれていますが、できるだけ天寿を全うできるような飼育をしていきたいと思っています。
上記の長生きをさせるコツは特別難しい方法というわけでもありませんし、むしろ温湿度管理以外は神経質にならずに飼育するのが結果的に良いのかなとも思います。
以上、レオパの寿命についての記事でした。
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