こんにちは、ミソです。
今回は最近登場したレオパ用人工餌である『レオパドライ』についてレビューしていきます。
5月に開催された『東京レプタイルズショー』でサンプルをもらったのですが、使うのをすっかり忘れていてレビューするのを忘れていました。
今回はサンプルを使ったレビューとなりますが、既に正規の商品が発売されていますので、購入はショップなどでどうぞ!
レオパドライの基本情報
レオパドライとは?
レオパドライは、人工餌として爬虫類界隈に大きな衝撃をもたらした『レオパゲル』のドライ版になります。
ドライペレットになることで常温かつ、長期間の保管が可能になるのでレオパゲルのように毎回冷蔵庫で保管をする必要が無いという大きな特徴を持っています。
レオパドライの栄養価や給餌量など
公式HPに使用原料が載っていますので、こちらにて引用しておきます。
ミルワームミール、大豆ミール、でんぷん類、ビール酵母、小麦粉、シルクワームミール、海藻粉末、生菌剤、 ビタミン類(塩化コリン,E,C,B5,B2,A,B1,B6,B3,葉酸,D3,ビオチン)、ミネラル類(Ca,Fe,Mg,Zn,Mn,Cu,I)
当然といえばそうですが、使用されている原料自体はレオパゲルとほぼ変わりません。
同時に保証成分もHPに公開されていますので、引用にて記載いたします。
蛋白質…33%以上
脂質…6.0%以上
粗繊維…10%以下
水分…10%以下
灰分…11%以下
りん…0.3%以上
レオパゲルと比べるとタンパク質が多く、水分が減った感じですが、水を含ませてから与えるので水分に関しては気にする必要はありません。栄養価に関してもレオパゲル自体が高い評価を得ているので大丈夫かと思います。
給餌量に関しては、レオパドライ1粒あたりにMサイズのコオロギ2.5匹分のカロリーがあるということで、与える際の参考になるかと思います。(アダルトなら2~4個で十分なくらいです)
また、独自の機能性善玉菌である“ひかり菌”が配合されており、これによって排泄物のニオイを抑える働きが期待できるようです。
レオパドライを使ってみる
レオパドライの見た目とふやかし方
ここからはレオパドライを実際に使ってみた感想などを書いていきます。
私が貰ったサンプル品は使い切りのような感じだったので、余った分は小さなジップロックに入れて保存しました。
正規品版はしっかり密封できるようになっていますので特に気にする必要はありません。
同様なドライタイプの餌であるレオパブレンドフードと比べてみるとやや大きめのサイズで、色が緑がかっているので見た目の印象は『デカイレプトミンみたいだな…』と思ってしまいました。
ドライタイプなので給餌するにはふやかす必要があります。
レオパブレンドフードはぬるま湯でふやかすことを推奨されているのに対し、レオパドライは常温の水でもふやかすことができます。
目安の時間は3~5分ですが、5分もふやかすと掴めないくらいグズグズになってしまったので3分以内が良いと思います。(若干芯が残っているくらい)
実際に与えてみた
今回は私の飼育個体であるレオパ4匹に検証してもらいました。
少しでも食いつきを良くするために給餌期間を1週間ほど空けてからレオパドライを与えています。
レオパ 1号 結果:食べた
昆虫餌だろうが人工餌だろうが特に気にせず食べてしまう1号ですが、しっかり食べてくれました。
もともとレオパゲルにも餌付いていた個体だったので、『食べるだろうな~』とは思っていましたがあっさり食べてくれて一安心です。
レオパ 2号 結果:食べた
1号以上に餌に頓着がなく何でも食べてくれる良い個体ですが、レオパドライに関してもあっさり食べてくれました。
食感に馴染みがないのか違和感を感じながら食べていたようですが、味は気に入ったらしく、その後は気にせずパクパク食べてくれました。
レオパ 3号 結果:食べず
そもそも人工餌が気に入らないようで、これまでどの人工餌も受けつけなかったレオパ3号は残念ながらレオパドライはお気に召さなかったようです。
全くの無視…というわけでもなく、若干の興味は抱いていたようなので今後の対応次第な感じもしますが、現在冷凍コオロギで十分餌付いているのでレオパドライに慣れせれる予定はありません。
レオパ 4号 結果:食べた
私の飼育している個体の中で最も気まぐれなレオパ。人工餌を食べるときもあれば食べないときもあります。
今回は1週間ほど間を開けたことに加え、個体自体が拒食明けということもあったのか、あっさり食べてくれました。最初は餌と認識していなかったようで、ピンセットを小刻みに揺らして誘ってあげると食べてくれます。
レオパドライを使用感と注意ポイント
レオパドライの使用感
保存性に優れていて、少量ずつ使うこともできるのでレオパを複数匹飼育している私なんかは扱いやすいなと思いました。非常食、若しくはふやけるという特性を利用して流動食としての活用も期待できそうです。
給餌はレオパゲルのほうが圧倒的に楽です。ふやけたフードを掴むのが慣れるまでとにかく難しい。
対抗馬として挙げられるのはレオパブレンドフードあたりになりそうですが、組成を考えるとレオパドライに軍配があがりそうです。
レオパドライの注意ポイント
先程も述べましたが、注意ポイントは給餌がし辛いことに尽きるかと思います。
レオパブレンドフードもそうですが、餌自体に粘りがほぼほぼないので、ふやかすタイミングを間違えるとグズグズになって形を保っていられません。
最初はごく少量の水でふやかすか、時間を短めに調整することをオススメします。
私は最終的にレオパドライへ霧吹きを2~3回くらいシュッシュして放置する方法に落ち着きました。
さいごに
新登場した人工餌であるレオパドライのレビューでした。
昨今は技術が向上し、レオパドライに限らず人工餌は栄養価に非常に優れています。
人工餌のみでの飼育を考えている方は様々な人工餌を試してあげて、飼育しているレオパが食べるものを選んであげるのが良いでしょう。
それぞれの人工餌には特徴がありますので、自身が扱いやすいものを選ぶのも重要です。
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