こんにちは、ミソです。
普段ヒョウモントカゲモドキ(以下便宜上レオパと表記)はのんびりとした性格で知られていますが、飼育をしているとユニークな行動をすることが多々あります。
そんなユニークな行動の中で、今回はレオパが時折する行動である『土(穴)を掘る動作』にフォーカスを当ててみたいと思います。

時々土を掘る仕草をするけど意味はあるの?

実はうちの飼育環境が良くないからやってるんじゃ…
一見すると謎の行動に見えなくもありませんが、レオパが土を掘る仕草にはちゃんと意味があると考えられています。
この記事では『レオパの土掘り行動』の理由や効果についてまとめてみましたので、レオパ飼育の何かしらの参考になれば幸いです。
レオパが土を掘る理由とは?
早速ですが、レオパが土を掘るのは何故なのでしょうか。レオパが土を掘る理由は様々であり、断定するのが難しいところもありますが推測をすることは出来ます。
ストレス解消のため
表現が少し難しいですが、正確に言えば『ストレスを溜めないため』という言い方が近いかもしれません。
野生下におけるレオパは薄暗く狭い場所を隠れ家にしているため、土を掘ることで安心できる環境を自ら作っている可能性が考えられます。シェルターの中で土を掘る行為を行っている場合は、自ら好みの環境を構築していると思われるのでさほどもし見掛けても然程気にする必要はないでしょう。
湿度を求めている?
やや乾燥がちな環境で飼育している場合は湿度不足の可能性が考えられます。
土は掘るほど湿度が高くなる(地表に近いほど乾燥する)ということを本能的に感じ取って土を掘ることでより高い湿度を求めているのかもしれません。
基本的にはウェットシェルターをしっかり活用していれば湿度不足は起こりにくくなるので、シェルターの注水量などに気をつけて湿度管理をしてみると良いでしょう。
温度が高いor低い
太陽光の熱などが届きにくくなる土の深い場所は温度も当然ながら下がります。ケージ内の温度が上がりすぎてしまうことから、土を掘ることで快適な温度帯を探しているのかもしれません。ケージ全体の保温も大切ですが、ある程度の温度勾配はしっかり作ってあげると安心です。
逆のパターンとして、筆者が飼育している個体の1匹がパネルヒーターがある箇所の土を執拗に掘ることが時折あります。2~3cmほどの厚さに床材を敷いているので、土を掘ることでよりパネルヒーターに近づいて温まりたかったのかもしれません。
温度の可能性を探る際はレオパが土を掘っている場所を気にしてみましょう。
レオパが土を掘るタイミングやキッカケは?
飼育者によってはレオパが土を掘る行動なんて見たこともないという人もいるかと思います。
レオパが土を掘るタイミング、きっかけなどはあるのでしょうか?
あくまで個人の経験談にはなりますが、ご紹介してみます。
床材の入れ替えなどのメンテナンス後
床材を新品に交換したあとに土掘り行動を見かけることが多く感じます。実質的に新しい環境になってしまった状態なので、レオパはストレスを解消し安心できる環境を構築するために土掘りをしていると個人的には考えています。
夜中の行動時間帯
人に慣れたレオパは昼夜問わず活動するようになりますが、基本的には夜行性の生き物です。個体差にもよりますが、夜間薄暗い環境になると活発に活動するようになり土掘り行動を目撃することが多いです。
土掘りは土系の床材でのみ見られる行動か?
確かにレオパの土掘りは土系の床材のほうが見かける頻度は多いと感じます。(個人的な感想です)
というのも土系の床材の方がレオパが掘っているときに『ジャッジャッ』といった土を掘る音がよく聞こえるのでそう感じるのかもしれません。とはいえキッチンペーパーだからやらないというわけでもなく、一生懸命キッチンペーパーを掘ろうとしているところも見たことがあります。
よくキッチンペーパーの下に潜り込むことがありますが、ああいった行動も土掘り行動の延長のようなものだと考えられます。
まとめ
レオパが土を掘る理由は何故か、まとめると以下のポイントになります。
- ストレス解消(ストレスを溜めないため)
- 湿度が足りない可能性
- 温度が高いor低い
穴を掘るという行動は個体差によるものも大きく、上記の理由に当てはまったとしても土を掘る行動をしない個体も当然ながらいます。
穴を掘る行為に過剰に神経質になる必要もありませんが、あまりに頻度が多いようだったら飼育環境の確認を一度やってみると良いかもしれません。
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