こんにちは、ミソです。
レオパといえば、『床材はキッチンペーパーでOK』という情報が先行しがちでしょう。
実際のところはキッチンペーパー以外にも様々なものが床材として使うことができます。
今回はそんな床材のなかから赤玉土をチョイスしてみました。
一般的には園芸用としての役割が強いと思いますが、知る人ぞ知る床材として導入している飼育者もそれなりに多いです。
赤玉土のメリットや、気をつけるべきことをご紹介します。
赤玉土のメリット
コストパフォーマンスに優れる
赤玉土は安い、とにかく安い。
グレードにもよりますが、大体5Lで300円ちょっとくらいです。
赤玉土は含有水分量によって重さが変わるので、基本的にL(リットル)表記です。
重量としては、大体5Lで3~4kgと思って頂ければ大丈夫ではないでしょうか。
似た床材となるフロッグソイルが1kgで300円ちょっとなので、赤玉土の安さがより分かりやすいかと思います。
入手が楽
赤玉土は基本的にホームセンターに行けば置いてあります。
大容量な赤玉土を運搬するのがが難しければネットでも購入できますし、ごく少量ならば100均でも取り扱っています。
フロッグソイルはペットショップや、アクア系のお店に行かないと手に入りません。
近場にそういったペットショップがなく、即日で入手したい場合などは赤玉土の方が手に入りやすいでしょう。
吸湿性・保水性に優れる
赤玉土は土を乾燥させたものです。
故に適度な吸湿性と保水性を持ち、適度に霧吹きをするだけでレオパ飼育に最適な湿度を保つことができます。
また塊になっているので通気性にも優れ、それなりに湿度があってもカビが生えにくい特徴があります。
湿度不足になると脱皮不全を引き起こす可能性があるので、吸湿・保水性に優れるという特徴は非常に有り難いですね。
トイレ掃除が楽
土系の床材全般に言えることですが、キッチンペーパーよりもトイレ掃除が楽です。
レオパはある程度決まった場所で糞をする習性があります。
赤玉土のような土系の床材ですと、床材の一部分と一緒に排泄物を処理するだけで済みます。
逆にキッチンペーパー等は基本的に全面取替えとなるので、それなりに作業が大変です。(飼育している個体数が多ければ尚更でしょう)
レオパのストレス解消になる
レオパは床を掘るクセがあり、それがストレス解消につながると言われています。
レオパが自分好みの環境を整える意味もあるので、掘っていても特に気にする必要はなく、良いことと捉えておきましょう。
見栄えが良い
キッチンペーパーに比べると、赤玉土は見栄えがかなり良くなります。
色的にウェットシェルターとも調和しやすいので、レイアウトがよりしやすくなるでしょう。
赤玉土のデメリットや気をつけるべきこと
サイズは小粒が望ましい
赤玉土はサイズが多くありますが、レオパ飼育には小粒が望ましいでしょう。
中粒や大粒はちょっと大きすぎます。
逆にもっと細かい細粒は逆に細かすぎて通気性に難があり、カビの発生や粒が崩壊しグズグズになってしまいますので、なるべく小粒を選びましょう。
繰り返し使うことは難しい
フロッグソイルなどのソイル系の床材は洗うことで再利用をすることができますが、赤玉土には向きません。
基本使い捨てと考えていてください。
長期間使用すると形が崩れて通気性が損なわれますので、1~2ヶ月程度の頻度で交換を行いましょう。
交換をサボっていると、カビが発生したりニオイが取れなくなります(実体験)
土を誤飲してしまう可能性あり
砂系全般の床材の宿命ですが、エサを食べる際に一緒に土を食べてしまう場合があります。
少量程度ならば消化されずに糞と共に排出されますが、大量に誤飲をしてしまうと大変です。
腸閉塞を引き起こすと命の危険となりますので、土系の床材を使用する際はなるべくピンセットの給餌が望ましいでしょう。
万が一の可能性があるので、レオパのベビーを飼育している方はある程度の大きさに育つまで土系の床材は控えたほうが無難です。
捨て方に注意
園芸土などは自治体によってはゴミ収集することができません。
その際は業者にお願いして有料でもって行ってもらうことになります。
庭などがあればそちらに撒いてしまってもいいかもしれません。
お住まいの自治体のゴミの出し方について事前に調べておくと良いでしょう。
まとめ
どんな床材にもメリット・デメリットはあります。
その中でも赤玉土は非常に使い勝手の良い床材ではないでしょうか。
『土系の床材を考えているけど、フロッグソイルはコストが高い…』と感じるようであれば赤玉土は有力な候補になれると思います。
この記事が、飼育のお役に立てば幸いです。
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