こんにちは、ミソです。
今回はGEX EXOTERRAさんから登場した新商品である『バグプレミアム』の紹介レビュー記事となります。
中々見かけることのないワーム系の乾燥餌であり、昆虫食・雑食性爬虫類用フードと銘打ったその実力は如何に!?
バグプレミアムとは
バグプレミアムの商品概要
端的に言えば、バグプレミアムはアメリカミズアブの幼虫(フェニックスワームとも言います)を乾燥させた餌となります。100%純昆虫餌なので人工餌と間違えないようにしましょう。
このアメリカミズアブはGEX社が展開している人工餌であるレオパブレンドフードの主原料として使われており、日本ではあまり馴染みがありませんが海外では割とメジャーなワーム餌として知られています。
パッケージと中身
※ワームの画像が出てくるので苦手な方はご注意ください。
パッケージにはフトアゴヒゲトカゲの写真がドカンと乗っており、下部にレオパが申し訳程度に載っている感じです。袋はジップがついているので密閉して保存することができます。
裏面はこんな感じです。成分表示にも特に気になる点はありません。
賞味期限が2022年まであるので2年近く保存することができるようです。とはいえ一度開封した時点で早めに使い切ったほうが良さそうですね。
中身はワームが割とギッチリ詰まっています。匂いは結構おいしそうな香り…。
乾燥餌ということだったので、中身がカッスカスに萎れたワームなんじゃないかと少し疑っていたのですが、思った以上に丸々としたワームが入っていたのは驚きでした。
バグプレミアムのいいところは?ミルワームと比較してみる
栄養価に優れる
バグプレミアム優れているポイントとしてに他の昆虫餌と比べ、非常に栄養価が優れていることが挙げられます。日本におけるワームといえばミルワームが挙げられると思いますのでそちらと比較してみましょう。
(GEX商品ページより画像引用)
画像にも書いてありますが、爬虫類用の餌に含まれるカルシウムとリンの比率は原則2:1あたりが好ましいと言われています。とはいえ現在メジャーに使われている昆虫餌であるコオロギやミルワームはそのままの状態ですとリンが多く比率が非常に悪いのが上の表から見て取れると思います。
この比率を2:1に近づけるためにカルシウムなどのダスティングが必須となってくるわけです。
その点バグプレミアムはダスティングを行わずともカルシウムの比率がリンを上回り、理想的な栄養価となっていることがわかるかと思います。
常温保存可能
上の項でも少し述べましたが、常温保存で2年近く保ちます。
昨今の新型ウイルスで外出が難しいときなどの非常食として活躍が見込めるのではないかと思います。
バグプレミアムの気をつけるべきポイント
レオパの主食に向くかは個体次第
一応商品には副食という面が強く推されていますが、雑食性の爬虫類ならいざ知らず昆虫食であるレオパならば主食に用いてもさほど問題はないでしょう。
とはいえワームを1匹ずつピンセットで与えるのは非常に面倒なので、餌皿に入れて放置する方法が一番楽そうです。
ピンセットや活エサでないと餌を認識しないレオパの場合はバグプレミアムは向かないかもしれません。
画像が汚くて申し訳ないのですが、中には小さなサイズのワームもそれなりに居ます。
とてもピンセットじゃ摘めないサイズもいるので、そのあたりは要注意です。
そのまま与えるよりふやかした方が食いつきが良い(気がする)
これは私が飼育しているレオパに与えた際に思ったことです。
私の飼育しているレオパは普段からレオパゲルや解凍した冷凍コオロギなど水分量の多い餌を常に食べています。そこにカラッカラのバグプレミアムを与えた際は中々餌として認識してもらえませんでした。
そこでぬるま湯にバグプレミアムを漬けてすこし戻してから与えたところ、ようやく餌と認識したようでバクバクと食べてくれました。(それでも不思議そうに食べていましたが)
バグプレミアムの食いつきが良くないと思った際には試してみてはいかがでしょうか。
さいごに
餌の質は非常に良いと感じたのですが、ちょっとパッケージの表示がややこしいなと感じました。
いわゆる副食としての面はフトアゴヒゲトカゲのような野菜もバランス良く食べる必要のある雑食性のトカゲに当てはまり、そういった食性の爬虫類の単食用としては向かないということでした。
純昆虫食性のレオパであれば主食にしても特に問題はなさそうなので、コオロギなどから切り替えるかは好みの問題かと思います。現状私はコオロギの量を少し減らしてバグプレミアムを補助的に給餌させています。
栄養価自体は非常に優秀なのでサプリメント的な使い方が一番合っているのかもしれません。
中々使い勝手は良さそうなので、気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
以上、バグプレミアムの紹介とレビューでした。
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