【レオパ】爬虫類飼育の必須品!アリオンシェッドのレビュー【脱皮不全】

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こんにちは、ミソです。
案件依頼が全く来ないため毎度身銭を使って商品をレビューする筆者ですが、今回はかの有名な脱皮促進剤『アリオンシェッド』のレビューをやっていこうと思います。

以前『シェディングエイド』という脱皮促進剤をレビューしたことがあるのですが、アリオンシェッドも似たような商品になります。

とはいえ爬虫類イベントに精力的に参加していたり、爬虫類雑誌にもよく取り上げられることから、知名度で言えばアリオンシェッドのほうが聞き馴染みのある人が多いかともいます。価格がやや高めということもあって中々手が出ずにいたのですが、飼育個体が最近脱皮不全になりがちなので思い切って購入しレビューしてみることにしました。

この記事が購入を検討している方の参考になれば幸いです。

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アリオンシェッドとは

アリオンシェッドはArion Japanさんが提供するスプレー式の脱皮促進剤となります。
化学的根拠に基づいた技術によりスムーズな脱皮を促進し、また皮膚の新陳代謝を向上させることから爬虫類自体がもつ本来の美しさを引き出すことをアピールしています。皮膚の新陳代謝が良くなることから栄養の吸収効率も上がることから健康面に関しても良い影響を与えることができるようです。

脱皮促進の仕組みは?

細かく説明するとかなりややこしいのでさっくり説明していくよ!

ヒョウモントカゲモドキのような爬虫類の皮膚は水を弾く性質があるのですが、これはタンパク質で出来ているケラチン層と呼ばれる外皮が水の分子を通さないからです。なので水をヒョウモントカゲモドキに垂らしても水は皮膚を滑るように流れていくわけです。アリオンシェッドは成分が水よりも細かい分子で出来ており、それが皮膚の奥に浸透し脱皮の促進とスムーズな脱皮進行をさせることができるとのことです。要は脱皮する皮の内側にうまいこと入り込んで体からの剥離を助けると捉えれば問題ないかと。

かなり端折っているので、より詳しく知りたい方はホームページをご参照ください

 

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アリオンシェッドを使ってみる

アリオンシェッドの使用方法

ほぼHPからの引用ですが、アリオンシェッドの使い方は以下の通りになります

  • 基本的には隔日もしくは2日おきに生体全体に散布
  • 体が白っぽくなり脱皮前の状態になったら気持ち多めに散布してOK
  • スムーズに脱皮できたら3~5日おきくらいで散布を続ける
  • 脱皮不全が解消できないようであれば隔日ないしは2日おきの散布を継続

脱皮前の爬虫類(特にヤモリ)に霧吹きなどで体を濡らすことは厳禁とよく言われるのですが、アリオンシェッドはそのような状態でも普通に使ってしまって大丈夫です。筆者も少しビビりながら使いましたが無事に脱皮できたことを確認しております。

天然成分が主なのでレオパが舐めても大丈夫!

今回私が購入したのはアリオンシェッドのナノミストと呼ばれる100mlの小型手動式ノンガスタイプスプレーとなります。300mlタイプのものはトリガー付きのガス式で連続噴射ができるタイプです。
100mlのタイプは値段も手頃なので、初めて導入を考えている際はこのサイズから試してみると良いと思います。

スプレーのプッシュ部は遊びの部分が多めに設定されているタイプなので、1プッシュで十分な量を散布することができます。大体2~3回程度の散布でヒョウモントカゲモドキは体全体に塗布できるかと思います。

指先など細かい箇所が脱皮不全になっている場合はペットボトルのキャップなどにアリオンシェッドを溜めておき、そこに足を浸すようにすると良いでしょう。

 

ヒョウモントカゲモドキの性格によって水を嫌がる個体もいるので、やや遠目から吹きかけて様子見することを推奨します。また水が大丈夫な個体でも噴射する際の水の勢いで驚いてしまう場合があるので注意が必要です。

実際に使ってみた感想

ここからは筆者の個体に使ってみた感想になります

シェディングエイドのときにも使った個体が再び脱皮不全になってしまいました。湿度管理をしっかり行っていたはずなのに脱皮不全を繰り返すあたり個体差なのか、単純に脱皮が下手くそなのか不明です。ただ今回は脱皮の際に尻尾や指先を強く噛んでしまったようで傷が出来てしまいました。温浴で脱皮をアシストする方法は生体に掛かるストレスを考えて中止し、アリオンシェッドで自然に脱皮させてみようと思った次第です。とりあえずはアリオンシェッドを隔日でスプレーを散布し、あとは湿度管理を忘れずにおこなって様子見してみることにしました。


写真の個体は脱皮不全の個体とは別です。あくまでアリオンシェッドを使用した状態のサンプル画像になります。ちょっとわかりにくいですが吹きかけると皮膚が水を弾かず、しっとりと身体が濡れている様子が確認できます。

脱皮不全になってから隔日での散布を繰り返した結果、約2週間で体が白くなっていることを確認しました。脱皮不全になった個体は脱皮の頻度が少なく、1ヶ月以上脱皮しないこともザラだったのでアリオンシェッドにおける促進効果は驚愕の一言です。その数日後には脱皮を完了しており、脱皮不全になっていた指先や背中、尻尾部分も古い皮含めきれいになっていました。アリオンシェッドにおける脱皮促進効果と不全を解消させる効果はたしかに高いと筆者は感じました。

たまたま短い周期にあたっただけでは?と思う方もいるかもしれませんが、どちらにしろ古い皮含めてきれいに脱皮してくれましたので、アリオンシェッドの効果は多少なりともあったと個人的には感じています。

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さいごに

ヒョウモントカゲモドキに限らず、爬虫類を全くのトラブルゼロで終生飼育するのは中々難しいことです。特に脱皮不全はヒョウモントカゲモドキ飼育において非常になりやすいトラブルですし、悪化させると命に関わってくることから対策と予防は隔日に行っていかねばなりません。

アリオンシェッドは吹きかけるだけという手軽さで脱皮不全の予防、そして脱皮不全になってしまったとしても対処することのできる良い商品だなと感じました。

雑誌で著名人が絶賛するわけだ…

とはいえ高価なもの(ケージなどに比べればマシですが)に間違いはないので、最初は100mlの少量タイプから始めて効果が体感できたら本来のサイズを試してみるのは如何でしょうか。

どちらにしろ爬虫類飼育において困ったときのコレという扱いで常備しておくと何かと安心かと思います。

以上、アリオンシェッドのレビューでした。

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