脇ぷにってなんぞや?

ヒョウモントカゲモドキ
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こんにちは、ミソです。

今回はレオパ界隈でよく聞かれる『腋ぷに』について書いていこうかと思います。

ヒョウモントカゲモドキ(以下レオパと表記)飼育者のSNSを覗いてみると、当たり前のように『脇ぷに』という単語が飛び交っていて、レオパを飼育したばかりの初心者の方にとっては意味不明なワードであることでしょう。

この記事ではそんな脇ぷにの意味や出来る理由、レオパにとってどのような影響を与えるのかについて分かりやすく書いていきますので今後の飼育の参考になれば幸いです。

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腋ぷにとは?

脇ぷにはなぜ出来る?

レオパの前足の付け根(腋)にコブのような水疱が出来ている状態を『脇ぷに』と呼びます。誰が『脇ぷに』と呼び出したかは不明ですが、現在においてこのような呼称で定着しています。もしかしたら学術上正式な名称があるのかもわかりませんが、『脇ぷに』のほうが意味が通じやすいのが現状です。

そんな脇ぷにが出来る理由として、尻尾に蓄えきれなかった余剰の栄養が集まって出来ているのではないかとされています。野生下においては脇ぷにが出来るほどエサを捕食できるわけではないので、飼育下におけるレオパ特有の特徴と言って良いでしょう。

脇ぷにが出来る個体とできない個体がいるようで、その場合のレオパは非常にでっぷりとした尻尾をしていることが多い印象です。

腋ぷにが出来る方がいいのか?

書籍やweb上の情報によれば腋ぷにができていれば栄養状態が非常に良い証という表記もあるようです。しかし、『脇ぷにが出来ることが=良いこと』という意味では決して有りません。

というのも基本的に脇ぷにが出来ている状態は肥満であるというわかりやすいサインでもあるからです。

脇ぷにが出来る個体はおそらくアダルトの個体がほとんどかと思います。今まで成長に使っていた栄養が栄養の消費を上回るようになり、尻尾で蓄えきれなくなった栄養が脇ぷにという形で発現します。

結果的にエネルギーの消費が摂取する栄養価を上回れないというサインになるので脇ぷにの発現は肥満のサインということになります。

しかしながら個体によってすぐに脇ぷにが出来る個体もいますので、すべての個体にとって脇ぷにが肥満の証というわけでもないのも事実です。自身が飼育している個体をよく観察して、こまめに体重を計ることで肥満かどうか判断しましょう。

脇ぷにが確認できたら

脇ぷにを確認出来できたら、ダイエットを視野に餌の量を調節する必要が出てくる場合もあるでしょう。肥満はレオパの寿命を縮めかねませんし、節制させたレオパのほうが長生きするという意見もあります。

そもそものレオパは絶食に強く、エネルギーの効率も非常に良い生き物ですのでエサを与えすぎることはむしろ良く有りません。飼育下におけるレオパの突然死の理由は肥満という場合も多いのです。

ころころしたレオパは確かにかわいいですし、ついついご飯を沢山あたえてしまいがちですがここは我慢です。

脇ぷにが出来ていなくとも、あきらかに横に太ってきたら餌の量を調整してあげましょう。

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さいごに

脇ぷに自体は病気などではなく、レオパからの肥満を知らせるサインという認識で良いと思います。

とはいえ、個体によっては肥満の兆候がなくとも脇ぷにが出来る個体もいますので、日々飼育しているレオパを観察して判断しましょう。

個人的な意見ですが、レオパゲルやグラブパイのような栄養価に非常に優れた人工餌を与えるとすぐに脇ぷにが出来る印象です。いままで冷凍コオロギで体重をキープしていた我が家の1号と2号ですが、レオパゲルを使用し始めたらあっという間に脇ぷにが出来て体重が増加しました。

レオパは絶食に強く、いざとなると超省エネモードになるのでダイエットは非常に大変です。

飼育者の皆様は餌の与え過ぎにはくれぐれもお気をつけください。

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