こんにちは、ミソです。
今回のはGEXさんが発売している『レオパブレンドフード』の考察・レビュー記事になります。
昔のヒョウモントカゲモドキの人工餌といえば、『レオパゲル』と『グラブパイ』の2つと言われていたんですが、昨今は技術の発展により様々な人工餌が開発されるようになりました。
今回発売されたレオパブレンドフードはこの2大巨頭に割って入り、レオパ人工餌の3種の神器になることができるでしょうか。
早速レビューと、他の人工餌との比較をやっていきます!
レオパブレンドフードとは?
レオパブレンドフードってどんな餌?
栄養価とか大丈夫かな?
レオパブレンドフードの商品説明
レオパブレンドフードはGEXさんから発売されているヒョウモントカゲモドキ専用フードとなります。
これまでの人工餌とは全く違い、フードの形状にドライペレットタイプを採用してあり、袋は密閉できる仕組みになっているので、常温で長期間の保管ができるようになっています。
ペレットは水にふやかすだけで給餌可能で、ぬるま湯に2~3分ほど浸せば良いとされています。
Youtubeで給餌方法などの動画もアップされています。
気になる栄養価ですが、人工餌は基本的に人間によって栄養価が管理されていますので、ダスティングをせずとも十分な栄養を摂取させることができるでしょう。
フード自体のサイズはこのような感じで、水にふやかすと体積がやや大きくなります。
ニオイは至って普通のペットフードのようなニオイで、昆虫餌のような独特なニオイは感じません。
袋自体も密閉できるように出来ているので、保管も容易です。
栄養価は人工餌らしく非常に良好で、ダスティングなどの必要はなくそのまま与えてしまって大丈夫です。
レオパブレンドフードを実際に使ってみた
レオパブレンドフードを実際に使ってみたので、良い点と微妙な点を挙げていきます。
レオパブレンドフードの良いと感じた点
結局レオパブレンドフードってどこが優れてるの?
個人的に思ったレオパブレンドフードの良い点をあげてみましょう。
- 保管が楽
- 給餌方法が楽
- 水でふやかすので水分補給の役割を持てる
- ドロドロに溶かせるので流動食としての活用もできそう
レオパブレンドフードはとにかく保管性・保存性の高さにリソースを割いた餌という印象を受けます。
一見すると地味な特徴ですが、これだけでレオパゲルやグラブパイとは大きく違いを作ったと言えるでしょう。
レオパゲルもグラブパイも一度開封するとそれなりに早く使い切らないといけないので、レオパブレンドフードのような保管性の高い人工餌はとりあえずあるだけで安心できます。
特に常温で保管できるのが非常に優秀で、冷蔵庫に餌を保管しづらい家庭の方などにはうってつけなのではないでしょうか。
非常用の避難バッグに忍ばせておいてもいいかも
ふやかす餌なので、少量のお湯でペースト状にしたレオパブレンドフードをヨーグルトと混ぜれば即席の流動食ができそうです。拒食の個体や、少し状態が悪いレオパの立ち上げに役立つ可能性がありますね。
レオパブレンドフードの微妙だったところ(追記あり)
良いところもあれば課題もある…?
私が感じたレオパブレンドフードの微妙な点は以下のとおりです。
- 高嗜好性には疑問が残る?
- ふやかす時間が結構シビア
- 粘りがほぼ無いのでレオパが食べると散らかる
なんとか食べさせること自体には成功しましたが、決してがっつくということはなく渋々食べてくれるといった感じです。よって私の飼育個体では継続して給餌するのが難しいと判断しました。私の体験としては高嗜好性という言葉には疑問が残る結果になってしまいましたね。
ふやかす時間は意外にシビアで、お湯の温度によってはちょっとの時間オーバーでピンセットで持てないくらい脆くなっちゃうので、注意すべきポイントです。私の体感としては袋に書いてある目安の時間の30~60秒前がベストだと思います。フードの中に少し芯が残っているくらいがピンセットでつまんでも崩れることがないので良い感じです。
粘り気については動画を見てもらえれば分かる通り、レオパブレンドフードには粘り気がないので食らいつくとすぐにちぎれてしまいます。小さくなってしまったフードは与えるのが非常に面倒くさいです。
地面に餌が残ったままだと誤飲の原因になっちゃうかも…
レオパゲルの粘り気に慣れていた私には微妙に思ってしまったポイントでした。
2018/5/24追記
何度か試した結果『ある程度固形が残った状態』でならそれなりに食べてくれるようになりました。
飼育しているヒョウモントカゲモドキによって好みの固さがあると思うので、いろいろと試してみると良いかと思います。
レオパブレンドフードの餌付け方
レオパブレンドフードの餌付けを試行錯誤してみて、効果があったものを書き残しておきます。
- しっかりふやかし、コオロギに塗りたくって食べさせる
- フード自体にいつも使っているカルシウムをダスティングして誤魔化す
- レオパゲルの中に埋めて一緒に食べさせる
- 1週間くらい餌を抜いて飢餓状態にさせてから食べさせる
いま挙げた中でも、ダスティングを行って誤魔化す方法は高い効果を発揮していました。
レオパも途中で気づいて「は?」みたいな顔されますけど、渋々食べてくれます。
レオパゲルやグラブパイとの比較
それぞれの人工餌と比較してみたらこんな感じ!
自分の飼育スタイルと照らし合わせてみよう
給餌のし易さはなんだかんだレオパゲルに軍配
レオパブレンドフードもグラブパイに比べれば給餌はとてもしやすいです。
ただ、それ以上に給餌のし易さでいえばレオパゲルが優秀といったところです。
ピンセットで手軽にちぎることが可能ですし、レオパゲル自体に粘り気があるのでレオパが食いついてもちぎれて床にポトリ…というような状況が起こりにくく感じます。
とはいえ手順的に冷凍コオロギの湯煎よりは楽なので、普段冷凍コオロギを使っている人にとっては楽に感じるかと思います。
保存はレオパブレンドフードが超優秀
保存性の高さを謳っているだけあってレオパブレンドフードは超優秀です。
開封した状態で常温なら2ヶ月保存でき、未開封ならば相当期間保ちます。
レオパゲルもグラブパイも常温保管に向かないので、これだけでもレオパブレンドフードの一人勝ち感がありますね。
さいごに レオパブレンドフードの考察
どの人工餌に関してもずっと言っていますが、『継続して食べてさえくれれば最高の餌となりうる』ということです。
栄養価に関しては人が調整しているので問題ありませんし、何より手軽に給餌することができるので食べてさえくれれば人工餌は最高の存在なわけです。
私の飼育しているレオパたちが微妙の反応だったのは、基本的に冷凍コオロギで育ったアダルトサイズであることが理由の一つであるかもしれません。ベビーから慣らせばあっさり餌付けに成功するかもせませんし、こればかりは実際にレオパブレンドフードを与えて試してみるしかないと思います。
また、レオパブレンドフードの情報を集めていて、昆虫原材料の量が少ないという意見がちらほらありました。
公式ホームページなどで調べてみると、レオパブレンドフードの昆虫原材料は47%、グラブパイは75%と記載してありましたので、確かにブレンドフードの方が昆虫原材料の量が少ないようです。(右上に記載)
レオパゲルも調べてみましたが、ちょっと分かりませんでした。
レオパブレンドフードの原材料の覧を見てみると『じゃがいも』とか書いてあるんですが、実際のところ昆虫原材料がどれくらいの影響をもつのかはよく分からないというのが正直なところです。
とはいえ、成分自体はほぼグラブパイと変わらないので、栄養価が気になる方は目安にすると良いかもです。
さいごにですが、とにかく食べてさえくれればOKなのが人工餌なので、気になった方は是非試してみてください。
ではでは。
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