ヒョウモントカゲモドキの近縁種を紹介してみる

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こんにちは、ミソです。

今回は趣向をちょっと変えて、ヒョウモントカゲモドキ(以下レオパと表記)の近縁種について紹介してみようかと思います。

レオパの属しているアジアトカゲモドキ属(Eublepharis)にはいくつかの同属近縁種がいまして、それぞれがレオパとは異なる特徴を持っています。

その近縁種とされている4種類について書いていきます。

ヒョウモントカゲモドキの近縁種

オバケトカゲモドキ Eublepharis angramainyu

種名がゾロアスター教の悪神である「アンラ・マンユ」から名付けられていることもあり、和名はオバケトカゲモドキとされました。

見た目の第一印象は「デカくて長い」。

アジアトカゲモドキ属の中で最も大きく全長は30cmを超えますが、レオパの大型個体のようなガッチリとしているわけではなく、ひょろっとした体躯をしています。

また、レオパよりも四肢が長くしっかりと胴体を持ち上げて歩き、意外にも立体的な活動を行います。

主に「フゼスタン」「イーラーム」「ケルマンシャー」の3つのロカリティ(採集地)に分けられており、各ブリーダーは産地別にブリーディングを行っていることが殆どのようです。

どのロカリティ個体でも黄色みはかなり強く、明るいクリーム色の個体が多く見られます。

飼育方法に関しては流通量の少なさもあってレオパほど確立されているわけではありません。

ただ、餌食いにムラがある個体が多いので飼育難易度的にはやや高めという意見が一般的です。(レオパと同じ感覚では難しいという程度)

成熟には2~3年を要するなど成長は遅めで、繁殖となると2年は育てないといけないそうです。

イベントなどではペア売りが多く、単体売りでも雄の個体ならば10万超えはザラです。

極稀にですが、レオパのスーパージャイアントと交雑したハイブリッド個体が出回ることがあります。

ダイオウトカゲモドキ Eublepharis fuscus

2013年に日本に初めて輸入され、「40cmを超える」という前評判からダイオウの名前が付けられました。

実際はそこまで大きくなることは無く、雄の飼い込んだ個体でも26~27cm程度とされています。

とはいえ、胴が長くてがっちりした体型をしているので重量感はあります。

独特の黒いスポットが不規則に集まった模様は非常に美しく、実物を見ると異彩を放っているのがわかります。

ダイオウトカゲモドキに関しても値段は高額で推移しており、オバケトカゲモドキと同じくらいの値段で取引されています。

ヒガシインドトカゲモドキ Eublepharis hardwickii

ショップなどでは「ハードウィッキートカゲモドキ」という名前で売られていることが多いです。

全長は22cm前後とアジアトカゲモドキ属では最も小柄ですが、体格はがっしりしているため小柄な感じはしないです。(ニシアフリカトカゲモドキに近い体格だと思います)

模様は黄色と黒褐色のメリハリが強く、他の種類とは大きく違っています。

レオパなどは成長するにつれて模様が変わることがありますが、ヒガシインドトカゲモドキに関しては成長によって模様が変わることはないとされています。

オバケやダイオウに比べるとやや人気がないのか、最近はイベントでも中々見かけなくなってきました。

値段自体はそこまで高くはないので、オバケやダイオウよりは手に入れやすいと思います。

トルクメニスタントカゲモドキ Eublepharis turcmenicus

全長は20~23cm前後でやや小柄ですが、レオパと最も近縁な種類です。

幼体時には3~4本のバンド模様が出るのが特徴とされていますが、レオパと最も近縁な種類だけあって、成長するとヒョウモントカゲモドキと見分けがつきにくくなるのが正直なところです。

海外のブリーダーから輸入されることが殆どで、国内のブリーディングは非常に少ないとされています。

さいごに

今までは流通量が少なくて中々入手できる機会が無かったのですが、最近は国内CBも増えてちらほらイベント等で見かけるようになってきました。

「レオパとはちょっと違った変わり種をお迎えしたい」という方はこれらの近縁種に手を出してみてはいかがでしょう?

 

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